Spb Walletにスマートフォンの真髄を見た?

っていうのはおおげさですかね。個人情報管理ソフトとして白羽の矢を立てたこのソフトですが、使ってみるとすごくよくできているし、自分の使い方にとてもマッチしているし、なによりああ便利だなあと思う部分が大変に多い優れものソフトであることに気がつきました。
まずこうした重要情報を管理するソフトですから、セキュリティは大変に重要な訳ですが、まずパスワードを登録しておくとソフトの起動時にパスワードの入力を求められますので、合理的だと感じました。また自分が入力したパスワードの文字列により(要は長さですが)パスワードの強度が目安に表示されるので、必要さ加減の具合がとらえやすくていいですね。
次に実際の管理画面ですが、情報の種別ごとにフォルダ管理となっており、情報へのアクセスがよいのと、フォルダ構成がユーザー側で柔軟に設定できるようなので、この辺も管理しやすくていいですね。それぞれの情報の管理画面のフォーマットも実際のカードのデザインを模していたりして、楽しさがあります。
そして実際に管理できる情報ですが、フォーマットに乗るだけでもとても多岐に渡っておりほとんど全ての関連情報が一元的に取り扱えるのが、非常に便利ですね。そしてそここそがスマートフォンらしさが伝わってくる部分でもあります。
いままでスマートフォンというと呼称は別としても、正直PDAと電話が一体化したもの程度の印象であり、二台持たなきゃならないものが一台に減った倉胃のメリットしか見いだしていなかったのが事実でした。でもこのソフトを使って、電話とネットとデータが連携するという部分が少しわかる気がしました。たとえばクレジットカード情報を管理すると、そこには当然カード番号や有効期限などを入力していくわけですが、同時にサポートの電話番号や、ウェブサイトのログイン情報なども管理できます。するとつまりカードを使っていく上で必要な各種作業や手続きが全てこのソフトを入り口として完結してしまうのです。衝撃でした、気がついたときは。何となくWEBへのアクセスはブックマーク、とかサービスへ電話する時は電話帳、といわゆる利用者が経験と記憶に基づいて端末内のデータを操作する必要があった訳ですが、このソフトを使うと、カード情報に触れるだけで、電話もかけられるし、サイトにも飛べる、使うソフトを選ぶ必要もないし、ましてや電話だのPCだの端末を選ぶ必要もない、この機械とこのソフトがシームレスでオートマチックな操作感をもたらしてくれるわけです。どうせだからさらにこの内部情報がセキュリティの問題はあるにせよ、その他のソフトとさらにデータ連携してくれると更によいのでしょうが、その辺は今後に期待するにしても、いやあ、自分的には非常に革新的な出来事であり体験でした。これぞスマートフォンなりっ!みたいな喜びを一人で勝手に味わってしまったわけでした。
その昔、Netonがデータをsoupと呼び、その柔軟で有機的な結合を夢見て、志半ばで歩みを止めてしまいましたが、こうしたソフトにより、そうした考え方やアイディアが今一度夢見られることを期待したいと思ってしまう、秋の夜でした。

レジスト?ええ、もちろん、しますよ!

。。。試用期間が終わったらね(笑)

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