anytime in your hand

別に今までは、家にいるときは使いやすいPCを使えばいいじゃないか、で全然問題なかったのだけど、最近、何かというとiPhoneを手にすることが増えてきた気がする。
天気予報、時刻表、辞書、音楽・・・その他何かありとあらゆる情報をモバイル機器に頼り始めている気がします。ていうか、iPhoneね(笑。
何でだろう、とちょっと考えてみるとすぐわかります。
使いやすいんですよ、とっても。
だって、手のひらで必要な情報が最適なUIでそれ専用に出来ていて、簡単に見ることが出来るから。
もちろん、WEBブラウザーというインターフェースを否定はしないけど、やっぱり便利なんですね。
で、結局そっちばっかり使っている。
すぐ手元にPCがあるのに、天気予報は〜・・・と思うと、iPhoneを探してしまう。
まあ、やられてますね。

それから、各種情報へのアクセスが格段に便利に早く、そして自分の趣味だけでない世界によくふれるようになりました。
なんでだろ?同じです。
RSSリーダーがある専用のジャンルに上手くまとめられていて、非常に便利なんですね。
ニュースしかり、はてなしかり。
今まで自分でシコシコと頑張ってRSSを登録したりして、パーソナルページとか作ったりして、あーだこーだと工夫してたけど、結局なんだかんだでいくらでもそんな情報おまとめソフトがわんさか出てきているので、利用した方がナンボも楽。さらに自分が探し逃している情報なんかもあったりして、へ〜 とか思って新鮮だったり。で、そんな便利ソフトが無料だったり。

たぶんソフトを作ってくれる方々も含めて、楽しんでいるんでしょうね。盛り上がっている、まさにそんな感じです。で、使って楽しんでいる人がソフトを作っているから使いやすいし、無駄が少ない。それがいいんでしょうね。もちろん趣味が合わなければ使いにくいものもあるでしょうが、それはいわゆるニッチなソフトのいわば利点の裏表で、私に使いにくくても、他の方にはとっても便利!なんて日常茶飯事ですよね、ご存じ通り。
後から後からどんどん出てきますし、新しいネット上のサービスに対応したソフトがどんどんリアルタイムに近い形で出てくる。こんなコト、今までもモバイルではなかったもんねえ。

すでに、モバイルとはいえハードウエアの性能はそこそこになり、動画含めて困るシチュエーションは格段に減り、というかほとんどなく、本当の意味で、使い勝手とか利用シーンに合わせたハードウエアの議論が出来る時期に、ついに来たのでしょうね。すでにふつうに使うなら、ノートPCなど特に必要なく、ネットブックでよいし、デスクトップの高性能なマシンを使うシーンは、あまり思いつかない。だって、TV録画と動画編集ぐらいなら、実はPentium-DualCoreでなんも困らないし。いったい有り余るコンピューティングパワーはどこへ行くのでしょう状態に見える。それこそ今モバイルに必要とされているのでしょうね。バッテリーライフとCPUパワー、今こそモバイルの真の力が発揮されるために何が必要か?という優先順位が回ってきているように感じます。

適度な大きさと、手のひらに必要な情報の形を整えてくれるソフトとUI。
閲覧と「クラウドによる加工」、コンピューティングパワーの拡大と分散、そんなこんながここに来てぐっと具体的に一つの形をなしてきているように感じます。結局それがiPhoneだったとはねえ。やっぱりアップルということなんでしょうか。もうしばらく、このカルチャーと過ごしていけそうな気がしますね。