Docomo SC-01B 内覧会

先日、参加して参りました、標記内覧会。すっかり遅くなってしまいましたが、レポ、あげさせていただきます。
新宿で開催された内覧会に早速お邪魔して参りました。広い会議室を借り切っての総勢約80人?ほどの盛況なものでございました。かなりの数の友人知人の皆さんもいらっしゃっていて、すっかり楽しい会となったのはとてもありがたかったです。
さて、本題のSC-01Bですが、会場の後ろ側に机を並べたブースが設営され、20台ほどのほやほやマシンが自由に触れるようになってました。机に座ってじっくり触れなかったのは、ちょっと残念でしたが、まあ、それはこれだけの人たちに触ってもらおうというイベント、贅沢は言えません。

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サイズはこんな感じ。まあ、私のサイズ(知る人ぞ知る?笑)ですから、なにやら小さく見えますが、収まりは程々で、万人に使いやすいサイズではないでしょうか。手に持った感じも良好で、使いやすいと感じました。ただ、理想を言えば、もう少しキーボード側に重量が配分されていると、という印象が気のせいかございました。

インターフェースは、WM6.5と呼ばれる最新のもの(のはず)。Todayはスクロールタイプの単語カード型?。各種機能がカーソルキーの操作でスクロールして、カードタイプのインターフェースで、Todayから離れることなく利用できます。音楽も写真もそのまま。アプリを切り替えて、という印象ではなく、Todayが高機能なエクスプローラーとなっている感じ。まあ、それも一つかもしれませんね。スタートをタップすると、例の蜂の巣型配列のアイコン画面に。スタートメニューというのは無くなったようです。うーん、どうなのかな。個人的には改悪に感じますが。蜂の巣型のアイコン配列はカーソルキーとは全くそぐわない印象。だって下とか右とかって感じに操作出来ないものを十字カーソルで動かすって、なんか変だね。正直使いにくいです。
音楽や写真が特にアプリを必要とせず使えるのは大変いいと思いますが、なんかそれってどういうコンセプトで今後進化するのかよく見えない。なんというか、混乱したUIというか、エクスペリエンスに感じますが、どうするのでしょうか、WMとして。
今までにもましてキーボードショートカットをユーティリティを駆使して設定しまくらないと、なんだか使いにくくてしょうがないような印象を受けました。タッチ操作ってノリのマシンデザインでもないしねえ。

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WEBを表示させてみた感じ。回線のスピードの影響か、それほどサクサクという印象はありませんでした。まあ、この辺は何が影響しているか分からないのでご参考。見やすさは程々。普段iPhoneの画面を見慣れているせいか、やはり絶対的な画面のサイズからくる制約の印象を多分に受けました。今までだったらそれほどでも無かったのでしょうが、既にiPhoneがある状況では、比較せざるを得ません。まあ、WEB閲覧が本命のマシンではないのだろうとも思うので、あまり気にすることではないかも。

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代表的なSAMSUNGの端末達との集合写真。i780は本当にお世話になりました。Treo750に次ぐ名機だったなあ、自分には。今は全く使ってませんがw。最近だと、ソフトバンクからもタッチ機能のない同パッケージデザインの機種が出てますね。

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iPhoneとのツーショット。こう見るとほぼサイズは一緒。この辺が自分的に違和感のないサイズだったと感じた一因かな。いずれにせよ、iPhoneの影響は大きいですね。ちなみに、会場にきていた人はほとんどiPhoneも使ってましたね。

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何点か写真が続きましたが、個人的にまずこのハードウエアデザイン、大好きです。やっぱりしっかりとしたストレートqwertyは使いやすい!絶対このスタイル、不動のものだと思います。液晶画面のサイズもまずまず、後述しますが、このマシンの性格を考えると、十分なパッケージだと思います。やはりキーボードの出来がかなり秀逸と感じました。まだ多少チューニングの余地があるのか、取りこぼしなど所々気になりましたが、それはそれとして、ハードウエアとしてのキーボードの出来、押しやすさやタッチ感などは大変良好に感じました。この辺、このマシンの生命線だと思うので、非常に的を得た開発だな、と思います。コンセプトのしっかりしたマシンはぶれないんですかね、どっかの首相と違って(笑)。ただスペースキーの小ささは正直私には致命傷。やっぱり日本語入力においてスペースキーは変換キーとして最重要なものの一つに位置づけられるもの、と感じます。その打ちやすさは絶対に譲れません、というほどでもないけどやっぱり大事かと。だから今回のキーボードは全体はいいんだけど、ここはちょっと残念、という印象ですかね。

総じて、コンセプトのはっきりした、使い道が分かっていてWMを「使い慣れていれば」いいマシンだと思います。これが私の感想。

しかし、というか、さて、というか、今後このマシンを含め、スマートフォンって、どうなるんでしょうかね。正直現状のメインストリームはiPhoneであり、頑張ってNexusOne、ビジネスでは圧倒的にBlackBerry?かな。という流れで正直WMの出番は全くないように思えます。かくいう私ももう多分ほとんど使うことはないと思います。だって、WMでないといけない理由が全く自分には見あたらないから。
そうしたOSの、まあ言ってしまえばハンデをこのマシンのパッケージが克服する、というのは、おそらく厳しいという気がしますね。パッケージが非常に明快でコンセプトにマッチした佳作だとは感じます。おそらく日本でまともに出た最初のWMPro版テキストマシン、だと感じます。それだけこのキーボードはいいです。ちょっと以前みたいにキーボードに拘ってガンガンテキスト打っていたときだったら、Docomoの回線品質と合わせ躊躇無く買っていたでしょう。しかし、現状既にiPhoneという製品があり、スマートフォンで出来ることが大幅に拡張され、正直、今までの延長線上でしか活躍の場、というか平々凡々としか使えない、このマシンに一般の人がどの程度魅力を感じるのかは疑問です。そうしたところをよく見極めないと、一般人マーケットに販売しても・・・という印象はぬぐえないですかねえ。ただこのマシンを買ってくれる人は逆に凄く愛情を持って使いこなしてくれるユーザーだと思います。それだけはまる人にははまる良さをはっきりと持っているマシンだと思いました。

しかしもって、相変わらずというか、ニッチな印象を助長するのが、相も変わらぬ疑り深いパケットとBTの同時使用不可。まあ、もうそういう体質なんだろうからどうでもいいけど、そんなもん今更・・・、というのが私の姿勢です。この辺はまだまだ色々議論があるでしょうから深追いしませんがね。

でも、マシンの出来はとてもいいと思います。かっちり感のある筐体、出来のいいキーボード、ほどよい画面サイズ。全く惜しいマシンです、言っちゃあなんだけど。2年前に出ていたらずいぶん違っただろうに。というわけで、全く個人的な希望をいうと、同じデザインでアンドロイドマシンを出して欲しい!そしたら、絶対逝けると思う、私がw。

色々勝手なことを書きましたが、今回このような場を提供してくださったキャリアさん、メーカーさんを筆頭に関係者各位には深く感謝致します。ブロガー相手も大事ですが、様々なタッチ&トライとしてミッドタウンのようにほどよく開催されることも併せて期待したいです。
個人的にはスマートフォンを使っていない人をそうした気楽な場所へ連れて行って、スマートフォンの良さを説明して、体験させてあげたい、そんな思いもあります。